夏季展のオンラインチケットの販売開始日につきましては、決定次第、お知らせにてご案内いたします。
本展のメインビジュアルには、重要文化財《染付龍濤文天球瓶》を掲載しています。白く抜かれた龍が波間を舞う姿が印象的な一品です。詳しくはこちらをご覧ください。
2024年10月から3期に分けて開催した開館記念展につづき、本展では、当館が誇る重要文化財
「染付龍濤文天球瓶」をはじめとする中国の観賞陶器、中国古代の超絶技巧が発揮された青銅器から新収集作品まで、さまざまな角度から収蔵品の魅力をお伝えする展覧会を開催いたします。併せて国宝「禅機図断簡 因陀羅筆 楚石梵琦賛」を特別展示します。
3章で構成される展覧会の1章では、東洋のやきものと書画を夏ならではの涼やかな趣向でお楽しみいただきます。つづく2章では、さまざまな形・装飾・技法などに注目しながら、中国観賞陶器を中心に世界に愛され、多くの人々のくらしに彩りを添えてきた器の魅力をご紹介いたします。
そして3章では、近年、当館に収集された作品のなかから、初公開作品をご覧いただくとともに、関連展示として館の歴史を開き、創設者、即翁 畠山一清(1881 ~1971 )と後継者、酒井億尋(1894~1983)の社会活動とその芸術レガシーを、彫刻、絵画、建築でたどります。
コレクターに愛蔵され、あるいはご遺族の手で大切に守られながら、縁に引き寄せられてここに集まった作品たち。館に関わる芸術を、その愛着や関心をたどりながらご覧いただく機会にしたいと思います。
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