本展のオンラインチケット(入館券・イベント券)につきましては、6月29日(月)午後1時の販売開始を予定しております。
2026年夏季展Ⅰとして、以下の2展を同時開催いたします
◆【本館2階】
《畠山コレクション展》 茶道具と銘をめぐる物語
◆【新館2階・新館地下1階】
《山田正亮展》抽象・美への招待―静謐なる山田正亮 秘蔵のコレクションを中心に
◇ 茶道具と銘をめぐる物語
長い年月を経て大切に守り伝えられてきた茶道具の逸品たち。茶人は、世界に一つしかない道具への尊敬と親愛の情を込めて、これらに「銘(めい)」を授けました。
「銘」とは、優れた茶道具に付けられた別名のことです。道具本体や保管用の箱に記されたその名は、茶道具を愛した人々の想いや美意識を現代へと伝える懸け橋となっています。
本展では、「なぜ、この銘が付いたのか」というテーマに焦点を当て、茶道具に秘められた物語を紐解きます。涼を感じる作品の数々とあわせて、ぜひお楽しみください。本展が、茶道具を観て楽しむきっかけとなれば幸いです。
◇抽象・美への招待―静謐なる山田正亮 秘蔵のコレクションを中心に
~「究極の抽象」と「究極の写実」の鮮やかなリレー~
夏季の連続企画として、対極にある二つの表現方法を提示する展覧会をⅠ期・Ⅱ期で開催します。「抽象から写実へ」というテーマを通じて、現代アートの表現の豊かさを紹介いたします。
Ⅰ期では、山田正亮(1929~2010)の抽象絵画の世界へご案内いたします。本展では、「格子」や「縞」、絵の具の「物質感」といったテーマを軸に、一見難解に感じられがちな抽象画を直感的に楽しんでいただける構成となっております。初期の静物画から晩年の鮮やかな色彩へと至る画業の軌跡を年代順に追体験いただくことで、抽象画になじみのない方でも自然とその魅力に引き込まれるような、物語性のある空間を目指しています。
【略歴】
山田正亮(やまだ まさあき)
861番地(現在の東京都品川区戸越)に生まれる。1950(昭和25)年に東京府立工業高専卒業後、デザイン会社に勤めながら、1953(昭和28)年に長谷川三郎に私淑し絵画制作を始めた。1958(昭和33)年以降、早い時期から画壇とは距離を置き、自由美術協会展や読売アンデパンダン展に出品していたが、その後は個展発表による孤高の制作活動を貫いた。1987(昭和62)年には第19回サンパウロ・ビエンナーレに出品し、日本の現代美術を代表する画家として国際的な評価を高めた。晩年の2005(平成17)年には府中市美術館で個展を開催し、文化庁長官表彰を受けた。2010(平成22)年7月18日、国立市の自宅兼アトリエにて逝去。享年81歳。
主催:荏原 畠山美術館
協力:一般社団法人 山田正亮の会
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