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紅葵花蒔絵硯箱 尾形光琳作

年代 江戸時代(18世紀)
材質・技法 漆器
サイズ(cm) 縦26.3 横16.1 高12.1

二段重ねの身に深い被蓋の付く硯箱。身の上段には硯・水滴・筆が備わる。身と蓋の文様は連続するように蒔絵が施されている。立葵と八重葎が底から生え出し、のびやかに全体を覆う大胆な意匠である。中央には立葵の花を配置し、開花しているものには錫を用いて線彫りで花弁をあらわしており、蕾には鮑貝が用いられ、葉は葉脈を線彫りした鉛と金の平蒔絵であらわされている。各種の材料の特色を生かし、華やかな装飾効果となっている。

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