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染付龍濤文天球瓶

重要文化財
年代 明時代(15世紀)
材質・技法 磁器
サイズ(cm) 高43.6 口径9.0 胴径35.0 底径16.0

たっぷりとした胴に長い頸をしたこの種の瓶を、中国では天球瓶と呼んでおり、宋元以前には見えない形である。やや外側に反った口縁の唐草模様を除き、全面に波濤を描いた中に、龍の姿態を白く抜く。龍には文様や表情が刻線で描かれ、風格を漂わせる。比較的白い波頭の部分をおさえ、龍の輪郭もしっかりとっているため、龍の白さが際立っている。底裏は素地があらわれ、赤く焦げている。景徳鎮官窯製。

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