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青磁桃香合 銘 三千歳

年代 明時代(17世紀)
材質・技法 磁器
サイズ(cm) 高6.0 口径10.5

桃の実をかたどった大振りの青磁形物香合。中国明時代末期に竜泉窯に注文したものと推定される。蓋には二枚の葉が大きく広がり、根本から伸びた茎は一度実の方に折れ曲がり上を向いている。「三千歳」の銘は、漢の武帝が不老不死を願い、三千年に一度花を開き実を結ぶ千果の桃を、西王母からもらったという『漢武故事』所載の伝説に基づいている。古来より桃は、柘榴や仏手柑などと共に不老長寿を意味し、慶事の象徴と考えられてきた。

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