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開館記念展 Ⅱ(破) 琳派から近代洋画へ―数寄者と芸術パトロン 即翁、酒井億尋

概要

 畠山即翁(1881~1971)が築いた一大コレクションのなかで見逃せないのが琳派の作品です。本阿弥光悦書、俵屋宗達下絵の「金銀泥四季草花下絵古今集和歌巻」(重要文化財)や、尾形光琳の「躑躅図」(重要文化財)など琳派を代表する作家の優れた品を多数集めています。桃山時代から江戸時代中期、後期に続く琳派の流れを系統的に網羅しました。その背景には大正期を黎明とする近代の琳派研究と、益田鈍翁や原三溪ら、同じく琳派作品を蒐集した先達の数寄者らへの思慕がありました。
 

 開館記念展の第二弾は、当館が誇る、琳派の歴史を彩る名品が勢ぞろいします。さらに、開館記念展Ⅰにつづき、即翁の甥で、荏原製作所社長を継いだ酒井億尋のコレクションをご紹介いたします。若き日に画家を目指し、即翁の茶会に参加する一人でもあった酒井のコレクションには、川上涼花や中村彝、津田青楓ら親交のあった日本の洋画家の作品をはじめ、印象派や20世紀フランスの代表的作家の作品も含まれています。
 

 本展では、琳派から近代洋画まで、作品と愛蔵者、作家と支援者の関係に注目します。作品にまつわるエピソードとともに、作品の新たな魅力にふれる機会となれば幸いです。
なお、会期後半の2月19日から3月16日の間に「次郎左衛門雛」を特別展示いたします。

 


前期:1月18日(土)~2月16日(日)

後期:2月19日(水)~3月16日(日)

開催期間 令和7年1月18日(土)~3月16日(日)
開館時間 午前10時~午後4時半(入館は4時まで)
休館日 月曜日(ただし2月24日は開館)、2月25日(火)、展示替え日(2月18日[火])
入館料

<オンラインチケット料金>
一般:1,300円
学生(高校生以上):900円
*中学生以下無料(ただし、保護者の同伴が必要です)
*障がい者手帳をお持ちの方と、その介護者各1名は無料です

<当日チケット料金>
一般: 1,500円(1,300円)
学生(高校生以上): 1,000円(900円)
*中学生以下無料(ただし、保護者の同伴が必要です)
*( )は20名以上の団体料金
*障がい者手帳をお持ちの方と、その介護者各1名は無料です


※当館では、支払い方法を完全キャッシュレスに移行いたしました。誠に恐れ入りますが、現金でのお支払いはできませんので、あらかじめご了承ください。

オンラインチケットは以下のサービスでご購入できます

みどころ・展示作品紹介

重要文化財 躑躅図 尾形光琳筆 江戸時代 【展示期間:2月19日~3月16日】

扇面月兎画賛 本阿弥光悦筆 江戸時代 【展示期間:1月18日~2月16日】

イベント・ラーニング

【入館料含む、図録付き】鑑賞会【開館記念展Ⅱ 琳派から近代洋画へ】

本イベントは、鑑賞会と「琳派図録」(2007年発行・2025年増補改訂版)がセットになった特別企画です。

第1回目の1月25日(土)は当館館長が、また第2回目の3月1日(土)は当館学芸課長が、本展覧会の注目ポイントを分かりやすくスライドとともにご案内いたします。解説終了後はもちろん、鑑賞会開始前も展示を自由にご鑑賞いただけます。


本鑑賞会は、オンラインチケット限定にて1月11日(土)10時より販売予定です。
万が一、日程に変更が生じた場合は、当館のホームページにてお知らせいたします。

<チケット名>
チケット名は「鑑賞会【開館記念展Ⅱ 琳派から近代洋画へ】」です。ご希望の日付と時間のチケットを選択し、チケットサイトよりご購入ください。

<概要>
日にち:①1月25日(土)/ ② 3月1日(土)
時間:各回10:30~11:15(開始5分前までにはご集合ください)
定員:40名
会場:荏原 畠山美術館 新館1階 多目的室
*レクチャー(45分)終了後、「開館記念展 Ⅱ 琳派から近代洋画へ―数寄者と芸術パトロン 即翁、酒井億尋」展を自由観覧
料金:一般5,000円/学生4,500円(入館料含む、図録付き)
担当:
①1月25日(土):当館館長
②3月1日(土):当館学芸課長

注意事項:
□本鑑賞会のチケットは入館料込みで、オンライン販売のみとなります。
□美術館開館時間の10時よりご入館可能ですので、開始時間まで展覧会を自由にご見学いただくことも可能です。
□受付にて当日の参加証として紙チケットをお渡しいたします。必ずお受け取りの上、新館1階多目的室へお越しください(多目的室は各回10分前に開場予定です)。
□本鑑賞会の写真撮影、ビデオ撮影、録音はご遠慮ください。
□学生の方は学生証を受付の際にご提示ください。
□キャンセルについては、チケットサイトの規定に従ってお手続きをお願いいたします。

【販売終了】茶室公開―近代の数寄者 畠山即翁の茶室で一服

~~~申し訳ございません。定員に達したため本イベントのチケット販売は終了となりました。~~~

「近代の数寄者 畠山即翁の茶室で一服」では、近代数寄者・畠山即翁が築いた茶室で、お抹茶と主菓子をお楽しみいただけます。特別な作法は必要ございません。和装でなくてももちろん大丈夫です。寒さが予想されるため、防寒対策を優先してご参加ください。本イベントではお点前はございませんが、数寄者が残した茶室で温かいお抹茶を味わいながら、茶室の趣をご堪能いただける内容となっております。

本イベントはオンラインチケット限定販売です。2024年1月11日(土)10時より販売開始予定です。
万が一、日程に変更が生じた場合は、当館のホームページにてお知らせいたします。

<チケット名>
チケット名は【開館記念展Ⅱ 茶室公開「近代の数寄者 畠山即翁の茶室で一服」】です。ご希望の日付と時間のチケットを選択し、チケットサイトよりご購入ください。

<概要>
日にち: 2024年1月30日(木)/2月24日(月・振休)
時間: 各日2回開催(午前の部 10:30~11:15/午後の部 13:30~14:15)
集合場所: 荏原 畠山美術館 新館1階多目的室(各回開始5分前までにご集合ください)
定員: 各回12名様限定(茶室のため限られた人数となります)
料金: 一般2,300円/学生1,900円(入館券込み)

注意事項:
□本イベントのチケットは入館料込みで、オンライン販売のみとなります(当日券はございません)。
□各回、美術館の開館時間の10時よりご入館可能です。※混雑を避けスムーズなご案内のため、時間に余裕をもってお越しください。
□受付にて当日の参加証として紙チケットをお渡しいたします。必ずお受け取りの上、新館1階多目的室へお越しください(多目的室は各回10分前に開場予定です)。
□学生の方は受付時に学生証をご提示ください。
□イベント中の写真撮影、ビデオ撮影、録音はご遠慮ください。
□真冬の茶室での開催となります。防寒対策をしてご参加ください。
□高校生以上が対象です。
□学生の方は、学生証などの身分証明書を当日ご提示ください。
□キャンセルについては、チケットサイトの規定に従ってお手続きをお願いいたします。

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